チュートリアル4 - 処理フローインスタンス
このチュートリアルでは、ステッカーマシンが製品ラインに沿ってステッカーを製品に貼り付けるワークステーションをシミュレーションする3Dモデルと処理フローを構築します。ステッカーマシンがステッカーのロールを使い果たすと、マシンのオペレーターはストレージから新しいステッカーロールを取り出し、新しいロールをマシンにインストールする必要があります。
マシンでは、交換時間を短縮するために、最初のロールが空になったときに自動で2つ目のステッカーロールに切り替わります。2つ目のロールが使用される間、マシンが最初のロールに戻る前に、マシンのオペレーターは新しいステッカーロールを取り出してインストールします。新しいロールを取得する前に2つ目のロールが空になる場合、ステッカーマシンに最低1つのロールがインストールされるまで、マシンを停止する必要があります。
シミュレーションしようとしているプラントには8種類のステッカーマシンが必要です。このチュートリアルでは、モデルのセクションをクローン作成するタスクをさらに簡単にするためのベストプラクティスについて説明します。特に、モデルを簡易化する際に処理フローインスタンスがどのように役に立つかを詳しく説明します。また最後に、処理フローツールを使用すると、FlexSimでこのような複雑なロジックを作成することがいかに簡単かを証明します。
対象タスク
このチュートリアルでは、次のタスクについて説明します。
コピーと貼り付けを使ってクローンを作成する
複数のステッカーマシンがあるプラントをシミュレーションする必要があるため、3Dモデルのオブジェクトのクローンと、それをコントロールする処理フローを作成する必要があります。このタスクでは、クローンを作成する際にたいていの人が直感的に思いつく方法である「コピーと貼り付け」について学びます。このタスクでは、コピーと貼り付けの方法を使用する場合に役立つベストプラクティスを紹介します。
インスタンスを使用してクローンを作成する
このタスクでは、処理フローインスタンスを使用して、クローンを作成するためのより効率的な方法について学習します。このチュートリアルタスクでは、この2つのツールに関する主要な概念の一部について説明します。また、異なる処理フローインスタンスがシミュレーション実行中にどのように機能するかについて説明します。
インスタンスを同時に変更する
このタスクでは、元のオブジェクトの処理フローを改善して、RollOperatorによって輸送されてロードされているステッカーロールのアニメーションを追加します。ステッカーマシンがロールを使用するため、ロールのサイズが小さくなります。また、固定リソース処理フローを大幅に変更して、すべての接続インスタンスを同時に更新する作業が簡単に実行できることを確認します。
詳細
これらのチュートリアルで取り上げた概念の詳細については、以下を参照してください。