Variant

説明

Variantクラスは、さまざまなタイプのデータを表現可能なオブジェクトを定義します。各バリアントには、それが現在表しているデータのタイプとそのデータが保存されます。FlexScriptのvarタイプがバリアントを使用します。

タイプ

バリアントのタイプは、値が割り当てられたときに決定されます。数値が割り当てられた場合は、VariantType::Numberになります。treenodearrayが割り当てられた場合は、VariantType::TreeNodeArrayになります。値が割り当てられなかった場合は、VariantType::Nullになります。Nullタイプは、0の数値データを持つバリアントと同じではないことに注意してください。

タイプ 説明
VariantType::Null 値を保存しない
VariantType::Number ダブル値を保存する
VariantType::String 文字列値を保存する
VariantType::TreeNode NodeRef値を保存する
VariantType::IntArray intarray値を保存する
VariantType::DoubleArray doublearray値を保存する
VariantType::StringArray stringarray値を保存する
VariantType::TreeNodeArray treenodearray値を保存する

バリアントのタイプはその.typeメンバーにアクセスすることによって取得できます。

メソッド

  • Size() このバリアントが配列を表している場合は、配列のサイズを返します。Nullバリアントの場合、size()は0を返します。それ以外の場合は、1を返します。
  • Operator[](int) このバリアントが配列を表している場合は、[]演算子を使用してインデックス(1ベース)で要素を取得できます。配列を表していない場合は、それ自体のコピーを返します。
  • C_str() このバリアントが文字列を表している場合は、その文字列へのポインターを返します。それ以外の場合は、空の文字列へのポインターを返します。