[移動]パネル

[移動]パネルは、タスク実行者がモデル内でどのように移動するかをコントロールします。

[移動]パネルには、次のプロパティがあります。

最大速度

タスク実行者が移動できる最大最速です。

加速度

この数値は、タスク実行者の加速値です。最高速度に達するか、目的地ノードに到達するために減速が必要になるまで加速します。

減速

この数値は、タスク実行者が目的地に近づく際に減速する速度です。

反転しきい値

タスク実行者と目的地ノードとの角度がこの値以上になると、正しい方向に向くようにタスク実行者が反転(鏡像)します。このオプションは、オンまたはオフのいずれでもモデルの統計には影響しません。これは単に視覚化のためのものです。

回転

このチェックボックスをオンにすると、タスク実行者は移動方向を向くように必要に応じて回転します。チェックボックスがオフの場合は、常に同じ方向を向きます。このオプションは、オンまたはオフのいずれでもモデルの統計には影響しません。これは単に視覚化のためのものです。

タスク実行者オブジェクトが使用するナビゲータを指定します。モデル内でナビゲータが使用できる場合、ドロップダウンに表示されます。ナビゲータを使用してタスク実行者を削除するには、[削除]ボタン を押します。

モデル内のオブジェクトに応じて、さまざまなナビゲータが利用可能です。以下は、これらのナビゲータとその目的のリストです。

  • なし - [なし]に設定すると、タスク実行者は移動タスクで何もしません。一部のタスク実行者クラスは、構成と接続によっては、リセット時に別のナビゲーターと自動的に接続します。たとえば、オペレーターは別のナビゲーターと接続されていなければ、DefaultNavigatorと自動的に接続します。
  • DefaultNavigator - タスク実行者は、現在の位置から終了位置まで直線で移動することにより、移動タスクを実行します。また、必要に応じて直線をオフセット移動し、フローアイテムをピックアップします。
  • DefaultNetworkNavigator - DefaultNetworkNavigatorは、ネットワークノードをモデルに追加した場合に使用できます。A接続を使用してタスク実行者をNetworkNodeに接続すると、ナビゲータが自動でDefaultNetworkNavigatorに設定されます。DefaultNetworkNavigatorは、モデル内のすべてのネットワークノードの距離/ルーティングテーブルを構築します。タスク実行者に移動タスクが与えられると、ナビゲータは、最終目的地までの最短パスを通ってタスク実行者をNetworkNodeからNetworkNodeに移動させます。
  • AGVNetwork - AGVパスがモデルに追加されていると、AGVNetworkを使用できます。AGVネットワークを使用するタスク実行者は、AGVネットワークプロパティのプロパティ設定に基づいてAGVパスに沿って移動します。
  • AStarNavigator - AStarナビゲータがモデルに追加されていると、AStarNavigatorを使用できます。AStarNavigatorに接続すると、タスク実行者は、途中にあると考えられるディバイダーやバリアを考慮し、現在の位置から最終目的地までの最短パスを移動します。

ロード/アンロードタスクのオフセットを移動

このボックスには、次のオプションがあります。

  • ロード/アンロードタスクのオフセットを移動 - 選択すると、タスク実行者は、フローアイテムがピックアップまたはドロップオフされる正確なポイントに移動します。
  • ロード/アンロードタスクのオフセットを移動しない - 選択すると、タスク実行者は目的地オブジェクトの原点まで移動し、そこでフローアイテムをピックアップまたはドロップオフします。タスク実行者がネットワークノードを使用して目的地まで移動する場合、目的地オブジェクトにアタッチされたネットワークノードに移動し、そこで停止します。
  • オフセットを移動したり、ネットワーク上のスペースをブロックしたりしない - このオプションは、タスク実行者が不通過パスのネットワークに接続されている場合のみ適用されます。選択すると、タスク実行者はノードに到着して移動を終了し、ロード/アンロードオペレーションの実行中もネットワーク上のスペースを占有し続け、パス上を移動する他のトランスポーター/オペレーターをブロックします。
  • オフセットの移動にはナビゲータを使用 - 選択すると、タスク実行者は割り当てられたナビゲータを使用して、場所に移動、相対移動、ロード/アンロードなどのオフセット移動タスクを実行します。