ボックスプロット

概要と主要な概念

ボックスプロットでは、統計コレクターのデータを使用してボックスプロット(ボックスアンドウィスカープロットとも呼ばれます)を作成できます。

データ形式

ボックスプロットには、少なくとも単一列で構成された1つのテーブルが必要です。その各行には、ボックスのいずれかでカウントされる値が含まれています。ただし、その他の列は、データポイントを色や軸で分類するために使用できます。

たとえば、下のテーブルは3つの列で構成されています。

ボックスプロットの作成に使用されるデータがDuration列に格納されています。他の2つの列はポイントを分類するために使用されます。このセクションの冒頭で示したグラフでは、ポイントがObject列の値で分類されてから、Type列の値で分類されています。一意のObject列の値ごとに新しいX軸カテゴリが追加され、一意のType値ごとに一意の色が追加されます。

上で示したテーブルでは、Type列を使用して軸が決定され、Queue列を使用して色が決定されます。結果のグラフは次のようになります。

または、値の分類を無視して、全体的な分布の感触を掴むこともできます。以前のテーブルを使用してポイントを分類せずにボックスプロットを作成した場合は、次のようになります。

計算

中央のボックスを形成するラインの場合は、第1四分位数、中位数、および第3四分位数で描画されます。ウィスカーは、第1四分位数または第3四分位数から1.5 * IQR(四分位範囲)以上離れていない最初のデータポイントまで描画されます。

平均と信頼区間(表示されている場合)は、ウィスカー範囲外のデータを含むすべてのデータを使用して計算されます。

パフォーマンス指標

ボックスプロットは、「値の列」プロパティで指定された列にデータを集計するパフォーマンス指標を提供します。チャートは、パフォーマンス指標として常にその列の平均値、最小値、または最大値を提供します。軸カテゴリまたは色カテゴリ列のいずれかが指定されている場合、チャートでは特定のカテゴリでフィルタリングして「値の列」の平均値、最小値、または最大値を取得できます。

プロパティパネル

ボックスプロットは、次のプロパティパネルを使用します。