リソースをリリース

概要と主要な概念

このアクティビティは、[リソースを取得]アクティビティで取得されたトークンからリソースをリリースします。リソースは、取得元の[リソース]アクティビティに自動で戻ります。[割り当て先のリソース]が、割り当てられたリソースを持つラベルを返さない場合、このアクティビティは何もせず、トークンはすぐに次のアクティビティにリリースされます。

リソースが[リソース]共有アセットにリリースされると、[リソース]は[取得]アクティビティで待機中のトークンを調べてリソースを取得しようと試み、リクエストされたリソースを取得できるかを確認します。

複数のリソースを取得したときにリソースをリリースする

オブジェクトモードで、1つの[取得]アクティビティで複数のリソースが取得された場合、取得したリソースへの参照のtreenodearrayが作成されます。[リソースをリリース]アクティビティを使用してこれらのリソースをリリースする場合、取得したリソースのすべてがデフォルトでリリースされるわけではありません。デフォルトでは、[リリースするリソース]ボックスは[最後に取得]に設定されています。1つの[取得]アクティビティで2つの[オペレーター]を取得した場合、[最後に取得]オプションはオペレーターを1つのみリリースします。こうすることで複数のリソースで簡単にオペレーションを開始し、一度に1つずつリリースできます。

複数の[リソース]共有アセットからリソースを取得し、それらを同じラベルに割り当てることができます。これにより、最後に取得したリソースが配列のインデックス1になる配列が作成されます。たとえば、リソース{/Operator3, /Operator2, /Operator1}のラベルが、Operator3を最後に取得しOperator1を最初に取得したとします。[最後に取得]をリリースすると、Operator3がリリースされ、配列{/Operator2, /Operator1}が残ります。Operator1とOperator2がリリースされると、これらのリソースを格納していたラベルが削除されます。

配列からリソースにアクセスする

上の例のように、同じラベルで複数のリソースを取得する場合は、それらのリソースにアクセスして完了すべきタスクを与えなければならない場合があります。値{/Operator3, /Operator2, /Operator1}を有するラベルresourceにリソースを割り当てた場合、Label: resourceまたはgetlabel(token, "resource")を[タスクシーケンス]アクティビティの1つである[実行者/タスクシーケンス]のようなプロパティで使用すると、配列の最初のインデックスにあるリソースへの参照を返します。この場合は、Operator3です。他のオペレーターのいずれかにアクセスするには、[配列からの値/オブジェクト]ピックオプションを使用します。

数値リソースをリリースする

複数の数値リソースを取得して、同じラベルに割り当てることもできます。そのようにすることで、ラベルに二重配列が作成されます。たとえば、3つの[取得]アクティビティを使用して3つの異なる[リソース]共有アセットから1つのリソースを取得し、各リソースをresourceラベルに割り当てると、トークンのリソースラベルは{1.00、1.00、1.00}の配列を表示します。

数量が等しい場合に[最初に取得]や[配列/リソースの範囲]などのピックオプションを使用すると、確実にリソースが正しい順序でリリースされるとは限りません。必ず正しいリソースがリリースされるようにするには、[リソース]共有アセットへの参照を[リソースをリリース]プロパティに渡します。

ただし、同じ[取得]アクティビティで1、2、3のように異なる数量を取得した場合、[リソースをリリース]アクティビティは、[最初に取得]と[配列/リソースの範囲]ピックオプションを使用してリリースされているリソースを正しく識別できます。

コネクター

[リソースをリリース]アクティビティでは、コネクターを1つのみ使用できます。詳細については、「アクティビティを追加および接続する」を参照してください。

プロパティ

次の画像は、[リソースをリリース]アクティビティのプロパティを示しています。

これらの各プロパティについては、次のセクションで説明します。

名前

アクティビティの名前を変更するために使用します。このプロパティの詳細については、「名前」を参照してください。

フォント

フォント]ボタン で、アクティビティの背景色プロパティとフォントプロパティを編集するウィンドウが開きます。このプロパティの詳細については、「フォント」を参照してください。

統計

統計]ボタン でアクティビティの統計ウィンドウが開きます。このプロパティの詳細については、「統計」を参照してください。

割り当て先のリソース

リリースするリソースの場所。このフィールドの戻り値は、[リソースを取得]アクティビティが取得したリソースに割り当てたトークンのラベルにします。

リリースするリソース

リリースするリソースを指定する条件。複数のリソースが取得され、同じラベルに割り当てられている場合、ラベルには取得したすべてのリソースの配列が表示されます。特定のリソースを配列からリリースするには、配列のインデックスか複数のインデックスの配列(intarray)を返します。また、取得した[リソース]共有アセットへの参照を返すこともできます。そのようにすることで、共有アセットから取得したリソースを配列で検索し、それらのリソースをすべてリリースします。リリースするインデックスが不明な場合や、上「数値リソースをリリースする」の[数値リソース]をリリースする場合に役立ちます。

リリースされたリソースの割り当て先

指定されたラベルやノードの参照を、リリースされた1つ以上のリソースに割り当てます。後に[取得]アクティビティで使用するリソースへの参照を維持する必要がある場合に便利です。詳細については、「共通プロパティ」の「割り当て先」セクションを参照してください。