ラベルを割り当てる
概要と主要な概念
[ラベルを割り当てる]アクティビティは、さまざまなオブジェクトのラベルを作成または変更します。ラベルを使用して、さまざまなオブジェクトに関する重要なデータを保存できます。以下を含む、ラベルを所有するすべてのオブジェクトにラベルを割り当てることができますが、これに限定されるものではありません。
- 入るトークン
- 親トークン
- フローアイテム
- オペレーターやプロセッサなどの3Dオブジェクト
- 処理フロー
作成・変更するラベルを定義するには、[ラベル]セクションの下のボタン をクリックします。ラベルには、数値、文字列、ツリーノード(オブジェクト)または配列(intarray、doublearray、stringarray、treenodearray)があります。[割り当て先]オブジェクトに現在存在しないラベルが設定されている場合、ラベルが作成されます。ラベルがすでに存在する場合、新しい値に上書きされます。
非ラベル割り当て
[ラベルを割り当てる]アクティビティを使用して、サブノードの形式で任意のノードにデータを追加することもできます。[割り当て先]がラベルノードまたはラベル付きオブジェクトではないモデル内のその他ノードの場合、ラベルのエントリごとにサブノードが追加されます。値ではなくラベルノードを参照するには、コマンドlabel(token, "labelName")
を使用します。これは、モデルのロジックを決定する際に使用されない大量のデータを保存する場合に便利です。この機能を使用して、トークンのラベルにテーブルを作成できます。テーブルを探索するには、[クイックプロパティ]のラベルを右クリックし、[テーブルとして探索]を選択します。
ラベルとしての追跡変数
モデル実行中に値が変わるため、値の履歴を追跡できると便利なことがよくあります。あるいは、値が一定のポイントを上回るか下回るまで待つこともあるでしょう。グローバルな追跡変数を作成・設定することで、これを行うことができます。
または、[値]ボックスから[追跡変数を追加]ピックオプションを選択すると、割り当てられたラベルに追跡変数が作成されます。このラベルは数値データ付きラベルに見えますが、あらゆる値の履歴を保存する機能に加え、[イベントを待つ]アクティビティで値が変化するたびにリッスンする機能があります。追跡変数がラベルに追加されると、標準のピックリストオプションまたはsetlabel()
コマンドを使用して値を更新できます。
コネクター
[ラベルを割り当てる]アクティビティでは、コネクターを1つのみ使用できます。詳細については、「アクティビティを追加および接続する」を参照してください。
プロパティ
次の画像は、[ラベルを割り当てる]アクティビティのプロパティを示しています。
これらの各プロパティについては、次のセクションで説明します。
名前
アクティビティの名前を変更するために使用します。このプロパティの詳細については、「名前」を参照してください。
フォント
[フォント]ボタン で、アクティビティの背景色プロパティとフォントプロパティを編集するウィンドウが開きます。このプロパティの詳細については、「フォント」を参照してください。
統計
[統計]ボタン でアクティビティの統計ウィンドウが開きます。このプロパティの詳細については、「統計」を参照してください。
割り当て先
[割り当て先]ボックスは、どのトークンまたはオブジェクトにラベルを割り当てるかを決定します。デフォルトでは、このアクティビティは入るトークンにラベルを割り当てます。
ラベル
[追加]ボタン をクリックすると、一連の新しいプロパティが表示されます。
- [名前]- [割り当て先]オブジェクトで作成または変更されるラベルの名前。
- 値 - ラベルの新しい値。静的な数値または文字列をこのボックスに入力できます。または、ドロップダウンからピックリストオプションを1つ選択して、より動的な値にできます。オブジェクト、オブジェクトラベル、またはその他のデータへの参照を取得するには、スポイトを使用します。ここに入力される値は、数値、文字列、ツリーノード(オブジェクト)、配列、または処理フロー変数です。値はコードを使用して定義することもできます。