Storage.Slot.Item
説明
ストレージスロットのアイテムを表すクラス。
ストレージスロットのアイテムは、スロットに割り当てられている、または現在スロットに存在するアイテムのレコードです。アイテムが仮想の場合、スロットのアイテムはアイテムのラベル値を保持します。スロットのアイテムは、アイテムがスロットに割り当てられたとき作成されます。スロットのアイテムは、アイテムがスロットと関連付けされなくなったときに破棄されます。これは、アイテムがスロットに割り当てられておらず、現在スロット内に存在しないことを意味します。プロパティ
isVirtual | 現在のスロットアイテムが仮想かどうかを返します。仮想化の詳細については、「ストレージシステム」のトピックを参照してください。 |
item | このスロットアイテムと関連付けられているフローアイテムを返します。このプロパティにアクセスすると、仮想化されたアイテムが再作成されます。 |
labelProperties | 独自の名前付きプロパティを使用して、ラベル値を取得または設定します。 |
location | このスロットアイテムに関連付けられているフローアイテムの位置を、ストレージオブジェクトへの相対位置で返します。 |
pickRank | このアイテムを取り出し可能な順序を返します。この値は、アイテムの挿入順序と、ラックタイプに依存します。たとえば、フロアストレージの最後にあるアイテムのpickRankは1です。これに対して、グラビティフローラックの先頭にあるアイテムのpickRankは1です。 |
rotation | 関連付けられているフローアイテムのローテーションを返します。 |
size | 関連付けられているフローアイテムのサイズを返します。 |
slot | このスロットアイテムと関連付けられているスロットを返します。 |
storageItem | このスロットアイテムと関連付けられているフローアイテムのストレージアイテムを返します。このプロパティにアクセスすると、仮想化されたアイテムが再作成されます。 |
メソッド
getLocation | ストレージオブジェクトに相対的な、アイテムの位置を取得します。 |
詳細
Storage.Slot.Item.isVirtual
readonly int isVirtual
説明
現在のスロットアイテムが仮想かどうかを返します。仮想化の詳細については、「ストレージシステム」のトピックを参照してください。
Storage.Slot.Item.item
readonly Object item
説明
このスロットアイテムと関連付けられているフローアイテムを返します。このプロパティにアクセスすると、仮想化されたアイテムが再作成されます。
Storage.Slot.Item.labelProperties
Variant labelProperties
説明
独自の名前付きプロパティを使用して、ラベル値を取得または設定します。
Storage.Slot.Itemクラスを使用して、アイテム上のラベルに適用されるカスタム名付きのプロパティを取得および設定できます。Storage.Slot.Itemのアイテムへのアクセスは「パススルー」として機能し、アイテム自体のラベルにアクセスします。言い換えると、Storage.Slot.Itemのラベルの取得や設定は、フローアイテムオブジェクトのラベルを直接取得および設定するのと本質的に同じです。
これらのラベルにStorage.Slot.Item経由でアクセスする主な理由は、実際のフローアイテムが仮想化されている場合です。フローアイテムが仮想のとき、Storage.Slot.Itemはラベルの一時的な格納場所として機能します。その後でフローアイテムが「仮想化解除」されると、これらのラベルはフローアイテムに復元され、その間にラベル値に加えられた変更はすべて、復元されたフローアイテムに反映されます。
Storage.Slot.Item.location
readonly Vec3 location
説明
このスロットアイテムに関連付けられているフローアイテムの位置を、ストレージオブジェクトへの相対位置で返します。
Storage.Slot.Item.pickRank
readonly int pickRank
説明
このアイテムを取り出し可能な順序を返します。この値は、アイテムの挿入順序と、ラックタイプに依存します。たとえば、フロアストレージの最後にあるアイテムのpickRankは1です。これに対して、グラビティフローラックの先頭にあるアイテムのpickRankは1です。
Storage.Slot.Item.storageItem
readonly Storage.Item storageItem
説明
このスロットアイテムと関連付けられているフローアイテムのストレージアイテムを返します。このプロパティにアクセスすると、仮想化されたアイテムが再作成されます。
Storage.Slot.Item.getLocation()
Vec3 getLocation( double xFactor , double yFactor , double zFactor ) |
Vec3 getLocation( Vec3 factors ) |
パラメータ
xFactor | アイテム上で、位置が測定されるポイントのx値。アイテムのサイズに対する割合(0~1)として測定されます。 |
yFactor | アイテム上で、位置が測定されるポイントのy値。アイテムのサイズに対する割合(0~1)として測定されます。 |
zFactor | アイテム上で、位置が測定されるポイントのz値。アイテムのサイズに対する割合(0~1)として測定されます。 |
factors | アイテム上で、位置が測定されるポイントを表すベクトル。アイテムのサイズに対する割合(0~1)として測定されます。 |
戻り値
Vec3 | アイテムの位置を保持するベクトル。 |
説明
ストレージオブジェクトに相対的な、アイテムの位置を取得します。
次のコードは、アイテムの中心で測定した位置を取得します。
Vec3 centerLoc = storageItem.getLocation(0.5,0.5,0.5);
Vec3 centerLoc = storageItem.getLocation(Vec3(0.5,0.5,0.5));