コントロールポイントの接続

概要と主要な概念

コントロールポイントの接続は、論理的に名前が付けられたコントロールポイント間の接続です。これは、コントロールポイントを相互に論理的に関連付けます(コントロールポイントをナビゲーション的に関連付けるパスとは対照的です)。

コントロールポイントの接続は「ベストプラクティス」である名前と意味を持ちますが、コントロールポイントの接続の特定の意味(つまり、特定のコントロールポイントがどのようにモデルの論理実行を促すか)が内部のAGVナビゲーションロジックにハードコードされているわけではありません。この意味は、最終的に、ユーザーまたは使用されるプロセスフローによってコントロールポイントの接続にどのような意味付けがされるかによって決まります。結果的に、極めて柔軟かつ強力な方法でFlexSimのAGVロジックを定義することができます。

詳細については、「AGVネットワークロジックの構築 > コントロールポイントの接続」を参照してください。

[コントロールポイントの接続]タブ

[コントロールポイントの接続]タブには、次のプロパティがあります。

パスまたはコントロールポイントを右クリックし、[AGVネットワークプロパティ]を選択すると、[コントロールポイントの接続]ページが表示されます。

各コントロールポイントの接続に対して、3Dビューで表示するかどうかとその色を定義できます。また、必要に応じて接続を追加、削除、名前変更できます。

リストの使用

接続のリストボックスを選択した場合、モデル内の接続がすべて、パーティション分割されたグローバルリストに追加されます。これにより、処理フローでAGVコントロールロジックを簡単に定義できます。AGVが指定の宛先に到着したとき、AGVの現在のコントロールポイントに関連付けられているさまざまなリストパーティションからプルすることで何をするか決定できます。たとえば、AGVでできる作業が与えられているコントロールポイントを近くで見つけたり、駐車場所を見つけたり、次のポイントに進んで作業を探したりできます。これらのオペレーションは、グローバルリストの現在のコントロールポイントのパーティションからプルすることで実行できます。

接続タイプ

コントロールポイント接続には、次の3つの接続タイプのいずれかが与えられます。

  • コントロールポイント一方向 - この接続タイプは、コントロールポイントから別のコントロールポイントへの一方向接続であることを意味します。言い換えると、コントロールポイントAからコントロールポイントBに一方向接続すると、コントロールポイントBにはコントロールポイントAに戻る接続が与えられません。
  • コントロールポイント双方向 - この接続タイプは、コントロールポイントと別のコントロールポイントの間の双方向接続であることを意味します。言い換えると、コントロールポイントAからコントロールポイントBに双方向接続すると、コントロールポイントBからコントロールポイントAに戻る接続も自動的に構築されます。双方向接続を追加するとき、同じ接続タイプ([自己へ]オプション)を使用するか、新しい接続タイプを使用して逆接続(BからAに戻る)を構築できます。技術的には、双方向接続で一方向を超える機能性が追加されることはありません。一方向接続を双方向で相互に追加することで一方向接続による双方向接続が構築されるためです。ただし、必要に応じて接続を作成するとき、時間を節約できます。
  • オブジェクト双方向 - この接続タイプは、コントロールポイントからモデルオブジェクトへの双方向接続を表します。この接続を追加すると、コントロールポイントはその接続を通ってオブジェクトにアクセスできます。また、オブジェクトは同じ接続を通してコントロールポイントにアクセスできます。