Token

説明

処理フローのトークンを表すクラスです。

プロパティ

activity トークンが現在存在するアクティビティへの参照を取得します。
childRank 子トークンのランクを取得します。
children トークンの子にアクセスします。
color トークンの色を取得または設定します。
entryTime トークンが現在のアクティビティに入ったモデル時間を取得します。
id トークンの固有IDを取得します。
instance トークンの処理フローインスタンスを取得します。
labelProperties 独自の名前付きプロパティを使用して、ラベル値を取得または設定します。
labels ノードのラベルにノードとしてアクセスします。
name トークンの名前を取得および設定します。
parent トークンの親を取得します。
processFlow トークンの処理フローオブジェクトを取得します。
stopCount トークンに関して停止数を取得します。

メソッド

byID そのIDと関連付けられたトークンを取得します。
release 現在のアクティビティからトークンをリリースします。
resume トークンの停止を削除します。
setColor 廃止されました。colorプロパティを使用してください。トークンの色を設定します。
setShape トークンの形状を設定します。
stop トークンに停止を追加します。

静的メソッド

create トークンを作成して、指定所有者オブジェクト(インスタンス)用のアクティビティ内に配置します。

詳細

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Token.activity

readonly treenode activity

説明

トークンが現在存在するアクティビティへの参照を取得します。

treenode curActivity = token.activity;
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Token.childRank

readonly int childRank

説明

子トークンのランクを取得します。

トークンに親がいない場合は0を返します。int childRank = token.childRank;
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Token.children

readonly children

説明

トークンの子にアクセスします。

子の数へのアクセス

次のコードを使用して、トークンに存在する子の数にアクセスできます。

token.children.length

ランクによる子へのアクセス

次のコードを使用して、個々の子トークンに対してランクごとにアクセスできます。


token.children[1] // first child
token.children[token.children.length] // last child
token.children[i] // i-th child
      

オブジェクトの配列を取得

次のコードを使用して、すべての子トークンの配列を取得できます。

Array childTokens = token.children.toArray();
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Token.color

Color color

説明

トークンの色を取得または設定します。

このプロパティによって設定された色は、ビジュアル化設定内で定義されたデフォルト色よりも優先されます。トークンをデフォルトの色設定に復元する場合は、このプロパティを透明な黒に設定してください。

token.color = Color();
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Token.entryTime

readonly double entryTime

説明

トークンが現在のアクティビティに入ったモデル時間を取得します。

double entryTime = token.entryTime;
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Token.id

readonly int id

説明

トークンの固有IDを取得します。

int id = token.id;
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Token.instance

readonly treenode instance

説明

トークンの処理フローインスタンスを取得します。

treenode instance = token.instance;
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Token.labelProperties

Variant labelProperties

説明

独自の名前付きプロパティを使用して、ラベル値を取得または設定します。

ツリーノード上のlabelPropertiesのように動作します。

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Token.labels

readonly labels

説明

ノードのラベルにノードとしてアクセスします。

ツリーノード上のlabelsのように動作します。

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Token.name

string name

説明

トークンの名前を取得および設定します。

string name = token.name;
token.name = "Bottle";
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Token.parent

readonly Token parent

説明

トークンの親を取得します。

Token parentToken = token.parent;
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Token.processFlow

readonly treenode processFlow

説明

トークンの処理フローオブジェクトを取得します。

treenode flow = token.processFlow;
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Token.stopCount

readonly int stopCount

説明

トークンに関して停止数を取得します。

この数は、stopメソッドの呼び出しを使用して増加、resumeメソッドの呼び出しを使用して減少させます。

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Token.byID()

Token byID( int id , Variant processFlow = NULL )

パラメータ

id トークンの固有ID番号です。
processFlow 処理フローが定義されていない場合、モデル内のすべての処理フローオブジェクトを検索します。複数の処理フローオブジェクトが存在する場合、トークンが存在する処理フローオブジェクト(またはフロー名)を渡すことで検索速度を向上できます。

説明

そのIDと関連付けられたトークンを取得します。

トークンには、すべての処理フローオブジェクトの全インスタンスにおける固有IDが指定されています。

Token token = Token.byID(25);
Token token = Token.byID(4, "ProcessFlow1");
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Token.release()

release( Variant connector )

パラメータ

connector 数値または文字列だった場合、リリース先となるコネクターを識別します。オブジェクトだった場合、「ジャンプ」先となる新規アクティビティを直接参照します。

説明

現在のアクティビティからトークンをリリースします。

token.release("Failed");
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Token.resume()

resume( )

説明

トークンの停止を削除します。

停止したトークンに対してのみ呼び出してください。この呼び出しが最後の停止を削除した場合、トークンは現在のアクティビティに再度入った上で通常どおり進行します。停止は、stopメソッドの呼び出しを使用して追加します。
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Token.setColor()

setColor( int red , int green , int blue , int alpha )

パラメータ

red 赤色コンポーネント[0~255]。
green 緑色コンポーネント[0~255]。
blue 青色コンポーネント[0~255]。
alpha アルファ色コンポーネント[0~255]。

説明

廃止されました。colorプロパティを使用してください。トークンの色を設定します。

この設定は、処理フローオブジェクトのビジュアルプロパティで定義されたトークンの色機能よりも優先されます。token.setColor(255, 0, 0);
削除を行わないでください。doc.flexsim.comのアンカーが修正されます。

Token.setShape()

setShape( int shapeIndex )

パラメータ

shapeIndex 形状のインデックスです。

説明

トークンの形状を設定します。

この設定は、処理フローオブジェクトのビジュアルプロパティで定義されたトークンの形状機能よりも優先されます。token.setShape(1);
削除を行わないでください。doc.flexsim.comのアンカーが修正されます。

Token.stop()

stop( )

説明

トークンに停止を追加します。

通常、トークンがアクティビティ内でブロックされた場合(遅延などで)にこのメソッドが呼び出されます。この場合、トークンはアクティビティを退出しません。次のテーブルは、さまざまなアクティビティにおいて過去に停止していないトークンを停止した際の影響について記述しています。
アクティビティstop()の影響
遅延トークンの終了時間が延長されます。
リストにプッシュトークンのプッシュ値がリストから削除されます。
リストからプルトークンのバックオーダーがリストから削除されます。
ゾーンに入るトークンのゾーンに入るリクエストが破棄されます。
取得トークンのリソース取得リクエストが破棄されます。
バッチトークンがそのバッチから削除されます。バッチ内で唯一のトークンだった場合、そのバッチが破棄されます。
イベントを待つ指定イベントに対するトークンのリスナーが破棄されます。
同期/結合トークンがその波から削除されます。波内で唯一のトークンだった場合、その波が破棄されます。
移動このアクティビティによって作成されたタスクシーケンスがプリエンプトされます。これはすべてのタスクシーケンスアクティビティに対して真となります。
トークンが現在ブロックされていない場合、ブロックされ次第停止します。resumeメソッドを通じてすべての停止がトークンから削除されるまで、トークンは続行されません。停止したトークンには赤い八角形マークが付きます。
削除を行わないでください。doc.flexsim.comのアンカーが修正されます。

Token.create()

static Token create( treenode ownerNode , Variant activity , int start = 0 , Token parent = NULL , int labelAcess = 1 )

パラメータ

ownerNode 処理フローの所有者オブジェクトです。これは、一般的な処理フローの場合、処理フローオブジェクトを指します。固定リソース、タスク実行者、またはサブフロー場合は、添付オブジェクトを指します。
activity アクティビティノードまたはアクティビティの名前です。一般的な処理フローのアクティビティノードの場合は、ownerNodeがNULLになります。
start startが1の場合、トークンは即座にアクティビティの開始を呼び出して、処理フローを移動します。startが0の場合、デフォルトでは、トークンは手動でリリースされるまでアクティビティに留まります。トークン上のリリースメソッドを呼び出すと、アクティビティ終了を起動して、アクティビティ開始が呼び出されないようにします。このことはトークンが作成されたアクティビティにどのように反応するかに影響します。たとえば、トークンがstart 1で[ラベルを割り当て]アクティビティ内に作成された場合、作成されたトークンは、まるでアクティビティに入ったかのように[ラベルを割り当て]を評価してから、割り当てられるラベルがどのようなものであっても受け取ります。トークンが同じ[ラベルを割り当て]にstart 0で作成されてからリリースされた場合、トークンは[ラベルを割り当て]を評価せず、またラベルも割り当てられません。
parent ここに別のトークンが指定されると、このトークンの子として新規トークンが作成されます。
labelAccess 親のラベルに対して子トークンが持つアクセス権を定義します。アクセスタイプとしては以下のものが考えられます。
  • TOKEN_LABEL_ACCESS_NONE
  • TOKEN_LABEL_ACCESS_READ
  • TOKEN_LABEL_ACCESS_READ_WRITE
  • TOKEN_LABEL_ACCESS_READ_WRITE_ADD
ラベルのアクセスタイプについての詳細は、[トークンを作成]アクティビティを参照してください。

説明

トークンを作成して、指定所有者オブジェクト(インスタンス)用のアクティビティ内に配置します。


Token aToken = Token.create(NULL, getactivity("ProcessFlow", "Start"), 0); //General Process Flow
Token newToken = Token.create(Model.find("Processor1"), "Start", 0, aToken, TOKEN_LABEL_ACCESS_READ);
newToken.Type = 1;
newToken.release(0);