ElevatorBank.Request
説明
ElevatorBank.Elevatorに対するリクエストを表すクラスです。
たとえば、エレベーターバンクの乗り場またはエレベーターの中で押された(点灯された)ボタンに対応するリクエストを考えてみましょう。ElevatorBankに到着した人が、上下いずれかの方向のボタンを押します。これらのボタンを押すと、エレベーターにその階への移動を求める新しいリクエストが作成されます。さらに、エレベーターに乗車した人が、目的階のボタンを押します。すると、そのエレベーターに目的階への移動を求める新しいリクエストが作成されます。
ElevatorBankは、すべての現在アクティブなリクエストの配列を、ElevatorBank.requestsプロパティで管理し、また、リクエストをリストにプッシュします。エレベーターが次の目的階を判断するとき、ユーザーにより定義されたプルクエリを使用してこのリストからプルし、プルオペレーションで選択された階に移動します。
プロパティ
bank | このリクエストと関連付けられたElevatorBankへの参照です。 |
creationTime | リクエストの作成時間で、たとえば、人がボタンを押した時間です。 |
floorZ | リクエストの目標階層に関するzの場所です。 |
isGoingDown | 下降リクエストなのかを示すブール値です。 |
isGoingUp | 上昇リクエストなのかを示すブール値です。 |
onElevator | 0でない場合、対応するボタンが押されたエレベーターです。言い換えると、人がボタンを押したときに乗っているエレベーターです。 |
travelDirection | リクエストの移動方向を示す整数です。1は上昇、-1は下降を意味します。 |
詳細
ElevatorBank.Request.floorZ
readonly double floorZ
説明
リクエストの目標階層に関するzの場所です。
リクエストがエレベーター外部のボタンに対応する(onElevator = 0)場合、floorZは人をピックアップする階層の位置になります。リクエストがエレベーター内部のボタンに対応する(onElevator != 0)場合、floorZは人が向かいたい階層の位置になります。
ElevatorBank.Request.onElevator
readonly ElevatorBank.Elevator onElevator
説明
0でない場合、対応するボタンが押されたエレベーターです。言い換えると、人がボタンを押したときに乗っているエレベーターです。
ElevatorBank.Request.travelDirection
readonly int travelDirection
説明
リクエストの移動方向を示す整数です。1は上昇、-1は下降を意味します。