チュートリアル2 - 統計コレクター

このチュートリアルでは、統計コレクターの主な機能の概要を説明します。ここでは、統計コレクターを使用してイベントをリッスンし、データテーブルを設定する方法について学習します。さらに、統計コレクターのデータをより視覚的に表示できるチャートを作成する方法についても学習します。

このチュートリアル内の各タスクでは、事前に構築されたモデルを開くことから始めます。このモデルは、FlexSimをインストールしたときにコンピュータにインストールされます。コンピュータのDocumentsフォルダのFlexSim 2021 Projects/tutorials/FlexSim21.0フォルダでモデルが見つかります。モデルの名前はStatisticsCollectorTutorialModel.fsmです。

このチュートリアル内の各タスクでは、統計コレクターテーブルの作成方法とそのテーブル内のデータを表示するチャートの作成方法について説明します。

対象タスク

このチュートリアルでは、次のタスクについて説明します。

タスク2.1

平均コンテンツコレクターを構築する

このタスクでは、統計コレクターの基本的な機能について説明します。コレクターにイベントを追加する方法と、データテーブルを設定する方法について具体的に学習します。また、統計コレクターを棒グラフにリンクして、シミュレーションの実行中に記録したデータを視覚化する方法についても学習します。

タスク2.2

出力コレクターを構築する

このタスクでは、イベントを列に接続する方法を学習します。また、リセット時イベントを使用してテーブル内の行を正しく並べ替える方法も学習します。さらに、コレクターをテーブルチャートにリンクしてそのデータを表示します。

タスク2.3

コンテンツと時間コレクターを構築する

このタスクでは、行の終了方法と、統計コレクターでの時間の記録方法を学習します。また、コレクターを時間プロットにリンクしてそのデータを表示します。

タスク2.4

進行中の注文コレクターを構築する

このタスクでは、dataエンティティ上の追加のラベルの使用方法を学習します。また、コレクターをテーブルチャートにリンクしてそのデータを表示します。

タスク2.5

サイズ別注文コレクターを構築する

このタスクでは、イベントに対する条件の使用方法とテーブルで新しい行を並べ替える方法を学習します。また、コレクターを時間プロットにリンクしてそのデータを表示します。

タスク2.6

タイプ別ピック時間コレクターを構築する

このタスクでは、行のラベルの使用方法を学習します。また、コレクターをボックスプロットにリンクしてそのデータを表示します。

タスク2.7

タイプ別平均コンテンツコレクターを構築する

このタスクでは、行のラベルに対して追跡変数を使用して平均値を計算する方法を学習します。また、コレクターを棒グラフにリンクしてそのデータを表示します。

タスク2.8

タイプ別経時コンテンツコレクターを構築する

このタスクでは、行のラベルを使用して行の終了後もデータを保存する方法を学習しますまた、コレクターを時間プロットにリンクしてそのデータを表示します。

タスク2.9

タイプ別時間単位出力コレクターを構築する

このタスクでは、タイマーイベントを使用して時間単位統計を作成する方法を学習します。collector.getAllRowValues()メソッドについても学習します。また、コレクターを時間プロットにリンクしてそのデータを表示します。

詳細

これらのタスクは、「モデルからデータを取得する」の章に含まれているトピックを対象とします。