チュートリアル1 - 共有アセットを使用する

処理フローツールは、シミュレーションモデル用のカスタムロジックの構築に役立つように設計されています。これは、処理フローツールの全機能の一部を紹介する一連のチュートリアルの最初のチュートリアルになります。

このチュートリアルでは、処理フローツールの3つの共有アセットであるリスト、リソース、ゾーンについて詳しく説明します。リソースとリストを使用して、3Dモデルで2名のオペレーターが作業するタスクを作成します。オペレーターが作業する主なタスクは、フローアイテムをキューから2つのプロセッサのいずれかに輸送することになりますが、オペレーターが100メートル以上移動するとのどが渇くため、水飲み場に行くために休憩を取る必要があります。最初の2つのチュートリアルが終わると、シミュレーションモデルは次の画像のようになります。

最後のチュートリアルでは、ゾーンを使用して、シミュレーションモデルで現在処理されているすべてのアイテムの合計価格を追跡する処理フローを設計し、シミュレーションモデルからベーシックな統計情報を取得する方法を学習します。

対象タスク

このチュートリアルでは、次のタスクについて説明します。

タスク1.1

リストとリソースを使用する

このタスクでは、リソースとリストを使用して2名のオペレーターの処理フローで輸送タスクシーケンスを構築する方法を学習します。また、モデル内のリソースやリストを3Dオブジェクトにリンクする方法も学習します。モデルの多くの機能はラベルを慎重に管理することで得られるため、処理フロー全体でラベルを管理し、調整する方法も学びます。

タスク1.2

リソースをリストのように機能させる

このタスクでは、オペレーターの通常の輸送タスクシーケンスを中断することのある処理フローロジックを追加します。オペレーターが100メートル以上移動するたびに、通常のタスクを中断し、休憩を取ります。このロジックを作成するには、休憩タスクシーケンスの処理フローでセクションを追加し、リストと同じ機能を持つようにリソースを構成します。

タスク1.3

ゾーンを追加してデータを収集する

このタスクでは、シミュレーションモデルで現在処理されているすべてのアイテムの合計価格を追跡する処理フローを設計することで、ゾーンの使用方法を学びます。ゾーンは、統計収集とモデルへの制約の追加の両方に役立ちます。このチュートリアルでは、主にゾーンの統計機能を示します。

詳細

これらのチュートリアルで取り上げた概念の詳細については、以下を参照してください。