追跡変数はツールボックスからアクセスできます。
ツールボックスからアクセスできる追跡変数は、MODEL:/Tools/TrackedVariablesフォルダに格納されます。これらの追跡変数は、モデルに対してグローバルです。[進行中の作業]と[システムの時間]は、どちらもデフォルトの追跡変数です。フローアイテムが作成されると、これらのデフォルト変数に関連する値が追加されます。これらの値は、モデルがリセットされるまでモデルに残ります。このウィンドウから追加の追跡変数をモデルに追加できます。
追跡変数は、モデル内の他のノードに格納できます。これらにはグローバルテーブルとオブジェクトラベルが含まれますが、これに限定されません。FlexScriptを使用して動的に追跡変数を作成することもできます。
追跡変数には、次のプロパティがあります。
アイコン | 説明 |
---|---|
![]() |
追跡変数をヒストグラムまたは折れ線グラフとしてダッシュボードに固定します。 |
現在の追跡変数を表示します。テキストを入力して追跡変数の名前を変更します。
タイプは収集されるメタデータとその計算方法に影響します。タイプには、次のいずれかの値を指定できます。
追跡変数は、ダッシュボードに複数のグラフで表示できます。
FlexSimのシミュレーションオブジェクトは、追跡変数を使用して、多くの独自のオブジェクト固有の統計を記録します。各オブジェクトは、通常、次の統計の標準セットを追跡します。
各オブジェクトは、オブジェクトのタイプに応じて他の統計を公開することもできます。オブジェクトの利用可能な統計のリストを表示するには、[追跡変数と時間の関係]チャートをダッシュボードに追加し、そのプロパティウィンドウの ボタンを使用して目的のオブジェクトの上にカーソルを置きます。これにより、オブジェクトの利用可能な統計が表示されます。
オブジェクトのstats
プロパティを使用して、オブジェクトのさまざまな統計値を手動で取得することもできます。このプロパティでは、オブジェクトが格納している各追跡変数を参照できます。
処理フローモジュールの[イベントを待つ]または[イベントトリガーソース]アクティビティを使用すると、オブジェクトの統計が変更されたときにロジックを実行することもできます。アクティビティのプロパティペインの ボタンを使用して、目的のオブジェクトの上にカーソルを置くと、リッスンできる統計のリストが表示されます。統計変更イベントは、On[StatisticName]Changeという形式になります。グローバルまたはローカルの追跡変数にはOnChangeイベントがあります。
OnChangeは、追跡変数の値が変更されるたびに発生します
次のパラメータがあります。
イベントパラメータ | タイプ | 説明 |
---|---|---|
古い値 | 倍精度浮動小数点数 | 追跡変数の前の値 |
新しい値 | 倍精度浮動小数点数 | 追跡変数の新しい値 |