フォトアイ

概要と主要な概念

フォトアイは、コンベヤシステムにロジックを構築するために使用できる多目的なオブジェクトです。フォトアイを統合コントローラーにリンクして、リリースされたスラッグがシステム内の指定されたポイントをクリアしたときに通知することもできます。

イベント

イベントの詳細については、「イベントリスニング」ページを参照してください。

フォトアイには次のイベントがあります。

ｶﾊﾞｰ時

［カバー時］は、アイテムがフォトアイをカバーしたときに起動します。

次のパラメータがあります。

ブロック時

［ブロック時］は、アイテムがフォトアイをカバーした後、フォトアイがアンカバーされる前にブロック時間が経過すると起動します。

次のパラメータがあります。

アンカバー時

［アンカバー時］は、フォトアイがアンカバー状態のまま、アイテムがフォトアイから移動したときに起動します。

次のパラメータがあります。

ｸﾘｱ時

［クリア時］は、アイテムがフォトアイから移動した後、フォトアイが再度カバーされる前にクリア時間が経過すると起動します。

次のパラメータがあります。

状態

フォトアイは、2つの異なる状態プロファイル（デフォルトの状態プロファイルとカスタム「PhotoEye」状態プロファイル）を使用して状態を実装します。カスタムプロファイルは、次の状態を使用します。

ｸﾘｱ

フォトアイは完全にクリアです。

ﾌﾞﾛｯｸしています

フォトアイはクリア状態からカバーされましたが、ブロック時間はまだ経過していません。

ﾌﾞﾛｯｸされました

フォトアイがカバーされていて、ブロック時間が経過しています。

ｸﾘｱしています

フォトアイはブロック状態からアンカバーされましたが、クリア時間はまだ経過していません。

デフォルトの状態プロファイルは、次の状態を使用します。オブジェクトをクリックし、［クイックプロパティ］の［統計］ペインを表示すると、現在の状態を表示できます。

アイドル

アイドル状態は、フォトアイのカスタム状態プロファイルのクリア状態にブロック状態を合わせたものに相当します。

ﾌﾞﾛｯｸされました

ブロック状態は、フォトアイのカスタム状態プロファイルのブロック状態にクリア状態を合わせたものに相当します。

統計

フォトアイは次の統計を追跡します。これらは、オブジェクトをクリックし、［クイックプロパティ］の［統計］ペインを選択することで表示できます。

ｺﾝﾃﾝﾂ

フォトアイをカバーしていて、まだクリアしていないアイテムの数。これは通常0または1のいずれかになりますが、フォトアイにオフセット角度がある場合は1より大きくなる場合があります。

入力

フォトアイをカバーしているアイテムの総数。

出力

フォトアイをクリアしたアイテムの総数。

ﾌﾟﾛﾊﾟﾃｨ

フォトアイのプロパティは、クイックプロパティやフォトアイプロパティウィンドウで編集するか、コンベヤシステムツールを使用して作成されたタイプを通じて編集できます。次のセクションでは、各ツールの使用可能なプロパティについて説明します。

クイックプロパティ

次の画像は、［クイックプロパティ］で使用できるフォトアイのプロパティを示しています。

次のプロパティがあります。

名前

必要に応じてこちらにカスタム名を入力できます。

高さ

コンベヤに対するフォトアイの高さを変更します。

ﾌｫﾄｱｲﾀｲﾌﾟ

このメニューを使用して、この決定点をグローバルタイプに割り当てます。［カスタム］を選択すると、すべてのフォトアイのプロパティがローカルで定義されます。

X、Y、Zの位置

3Dモデルでの入口の転送の位置を変更します。

コンベヤ上の距離

コンベヤに対するフォトアイの位置を変更します。

プロパティウィンドウとタイプ

フォトアイのプロパティウィンドウには、さまざまなプロパティを持つ3つのタブがあります。最後の2つのタブは、すべてのコンベヤオブジェクトに共通の標準タブです。これらのタブのプロパティの詳細については、以下を参照してください。

• ［ラベル］タブ
• ［一般］タブ

［決定点ﾀｲﾌﾟ］タブのみがフォトアイに固有です。

これらのプロパティについては、「フォトアイタイプ」のトピックで説明します。