ラックタイプとストレージオプション

利用可能なラックタイプ

設計における重要な選択の1つは、どのラックタイプとストレージスペースをモデルで使用するかということです。FlexSimには、複数のラックタイプとストレージオプションがあり、これらをさまざまな方法で使用できます。各ラックタイプは、オペレーターとトランスポーターに関して、それぞれ異なるビジュアル化オプションと相互作用オプションを提供しています。

ラップタイプのオプションには、次のようなものがあります。

  • ラック 最もベーシックでシンプルな棚構造を持つ棚付きのラックです。デフォルトでは、先入れ先出し方式でアイテムをロードします。
  • フロアストレージ 床上のストレージスペース。ラックと同じマトリクス構造のツールを使用します。このタイプのストレージオブジェクトは、一般に、パレットを敷いた広いエリア、つまり搬入または出荷のステージングエリアで使用します。この「ラック」タイプは、あらゆる構成のフロアストレージエリアを表す上で最適なものです。
  • グラビティフローラック ローラーの付いたラック。オペレーターとトランスポーターはラックの背面からアイテムをロードします。ラックのピックフェースは前面にあります。このラックタイプは、ラックの前面、つまりピックフェースに向かって移動するオブジェクトをビジュアル化します。このラックタイプのロード方式は、「先入れ先出し」です。このラックタイプは、ラックの前面、つまりピックフェースに向かって移動するアイテムを表すために、小さいアニメーションも使用します。
  • プッシュバックラック グラビティフローラックと似ていますが、ピックフェースでアイテムのロードとアンロードの両方を行います。視覚的にも論理的にも、「先入れ後出し方式」をシミュレートすることを目的としています。グラビティフローラックと同様に、スロットにプッシュされるアイテムをアニメーションで表します。グラビティフローラックでなくプッシュバックラックを使用するのは、たとえば、ラックが壁を背にしており、ピックフェースでロードとアンロードの両方を行わなければならない場合です。
  • ドライブインラック このラックは、フォークリフト車がストレージエリア内に進み、パレットをおろすフレームワークを視覚的に表しています。

ラックのビジュアル化

各ラックタイプには、固有のビジュアルがあります。どのコンポーネントも、倉庫モデルのニーズに合わせて編集、変更が可能です。モデルに新しいラックまたはストレージオブジェクトをドラッグすると、ツールにストレージシステムオブジェクトが作成されます。ストレージシステムオブジェクトのプロパティウィンドウを開くと、[ビジュアル化]タブがあります。このタブの中で、ラックのすべてのビジュアル要素を編集できます。詳細については、ストレージシステムのドキュメントの「[ビジュアル化]タブ」を参照してください。