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トラフィックコントロール

トラフィックコントロール

概要と主要な概念

トラフィックコントロールオブジェクトは、移動ネットワークの所定のエリアにおけるトラフィックを制御するために使用されます。トラフィックコントロールエリアを構築するには、ネットワークノードをトラフィックコントロールオブジェクトに接続します。これらのネットワークノードは、トラフィックコントロールエリアのメンバーになります。同じトラフィックコントロールオブジェクトのメンバーである2つのノード間のパスはトラフィックコントロールパスとして指定され、移動者はトラフィックコントロールオブジェクトによって権限が与えられている場合にのみ、そのパス上に移動できます。トラフィックコントロールオブジェクトは、相互排除モードにできます。相互排除モードでは、任意の時点で一定数の移動者のみがエリアに入ることができます。また、非時限トラフィックモードを使用して、移動者が一度に特定のパスセクションにしか移動できないようにすることもできます。

イベント

イベントの詳細については、「イベントリスニング」ページを参照してください。

トラフィックコントロールオブジェクトには、次のイベントがあります。

エントリ時

エントリ時イベントは、移動者がこのトラフィックコントロールで制御されているエリアに入ると発生します。

次のパラメータがあります。

イベントパラメータ タイプ 説明
移動者 ツリーノード コントロールエリアに入る移動者(またはタスクシーケンス)
ネットワークノード ツリーノード 移動者のノード、コントロールエリアへのエントリ
次の出力ポート 整数 移動者が次に使用する出力ポート

エントリリクエスト時

エントリリクエスト時イベントは、移動者がトラフィックコントロールによって制御されているエリアに入ろうとすると発生します。

次のパラメータがあります。

イベントパラメータ タイプ 説明
移動者 ツリーノード コントロールエリアへのエントリをリクエストする移動者(またはタスクシーケンス)
ネットワークノード ツリーノード 移動者のノード、コントロールエリアへのエントリ
次の出力ポート 整数 移動者が次に使用する出力ポート

OnExit

終了時イベントは、移動者がコントロールエリアを離れると発生します。

次のパラメータがあります。

イベントパラメータ タイプ 説明
移動者 ツリーノード コントロールエリアを出る移動者(またはタスクシーケンス)

状態

トラフィックコントロールオブジェクトは状態を実装していません。

統計

トラフィックコントロールオブジェクトは統計を追跡しません。

プロパティ

トラフィックコントロールオブジェクトには、さまざまなプロパティを持つ6つのタブがあります。最後の3つのタブは移動ネットワークオブジェクトに共通です。これらのタブのプロパティの詳細については、以下を参照してください。

残りの3つのタブである[トラフィックコントロール]タブ、[速度]タブ、[ネットワークノード]タブは、トラフィックコントロールオブジェクトに固有です。これらのタブのプロパティについては、次の3つのセクションで詳しく説明します。

[トラフィックコントロール]タブ

[トラフィックコントロール]タブの特定のプロパティは、[トラフィックコントロールモード]メニューで選択した内容に基づいてのみ表示されます。このタブのプロパティについては、この先のセクションで詳しく説明します。

トラフィックコントロールモード

このメニューでは、オブジェクトがトラフィックを制御する方法を定義します。次の2つのオプションがあります。

  • 相互排除 - 移動者がどのパスにいるかにかかわらず、特定の数の移動者のみがトラフィックコントロールエリアに入ることができます。
  • 非時限のトラフィックモード - オブジェクトのトラフィックコントロールエリア内の個々のパスに基づいてトラフィックを制御する場合に使用します。

相互排除のプロパティ

相互排除は、移動者がどのパスにいるかにかかわらず、特定の数の移動者のみがトラフィックコントロールエリアに入ることを許可する場合に使用します。ここでは、単に最大数値を指定します。

エリア内の最大数 - このプロパティは、[相互排除]がトラフィックコントロールモードとして選択されている場合にのみ表示されます。この値は、トラフィックコントロールエリアに入ることが許可される移動者の最大数を定義します。

非時限のトラフィックモードのプロパティ

非時限のトラフィックモードは、オブジェクトのトラフィックコントロールエリア内の個々のパスに基づいてトラフィックを制御する場合に使用します。モードは、モードテーブルの1つの行で定義されます。モードごとに、トラフィックコントロールエリア内にあるノード間のパスのセットを定義できます。トラフィックコントロールが所定のモードにあるとき、移動者は、入ろうとしているパスが現在のモードで定義されているパスの1つである場合にのみ、トラフィックコントロールエリアに入ることができます。トラフィックコントロールは、トラフィックコントロールエリアに移動者がいなくなるまで同じモードを維持し、その後、到着した最初の移動者を選択し、その移動者がリクエストしたエントリパスを含むモードを見つけます。これが非時限モードである理由です。トラフィックコントロールが同じモードを維持する時間の長さに制限はありません。

次のプロパティは、[非時限のトラフィックモード]が[トラフィックモード]として選択されている場合にのみ表示されます。

  • モード数 - これはモード数またはテーブル内の行数です。必要なモード数を入力し、[適用]ボタンをクリックすると、適切な数の行が作成されます。
  • エントリ数 - これはモードに必要な[起点]/[終点]エントリ(または列)の最大数です。一部のモードですべての列が必要ない場合は、空白のままにしてください。
  • ベストモードを検索 - このチェックボックスをオンにすると、トラフィックコントロールが現在のモードにはないエントリパスへのエントリリクエストを受け取るたびにモードを検索し、すでにエントリされているすべてのパスと新しいパスを含むモードが他にないか確認します。該当するモードがある場合は、その新しいモードに切り替えて移動者のエントリを許可します。これによってもモデルが遅くなる可能性があることに注意してください。エントリリクエストが行われるたびにトラフィックコントロールがテーブルを検索しなければならないためです。
  • モードテーブルエントリ - モードテーブルには、次の値があります。
    • Max_Nr - この値には、トラフィックコントロールがその所定のモードにあるときに許可される移動者の最大数を指定します。これは相互排除モードの最大数値によく似ています。

    • n_a - この値は、時限トラフィックモードが実装されたときの将来の開発用に取り置かれています。

    • [起点]/[終点]エントリ - モードのパスごとに、パスの起点となるノードと終点となるノードを指定します。ノードの名前を入力します。1つのエントリは、ノード間接続の一方向のみを記述することに注意してください。したがって、両方向のパスを指定するには、各方向に1つずつ、2つの[起点]/[終点]エントリを作成する必要があります。

[速度]タブ

[速度]タブには、次のプロパティがあります。

コンテンツが増加するにつれて速度を調整

このオプションがオンになっている場合、テーブルはトラフィックコントロールオブジェクトのエリア内での移動者の速度を調整するために使用されます。

行を追加

選択した行を複製するには、このボタンをクリックします。行が選択されていない場合は、テーブルの末尾に行が追加されます

行を削除

選択した行をテーブルから削除するには、このボタンをクリックします。行が選択されていない場合は、テーブルの最後の行が削除されます。

[ネットワークノード]タブ

[ネットワークノード]タブには、次のプロパティがあります。

トラフィックコントロールオブジェクトの[ネットワークノード]ページでは、トラフィックコントロールのネットワークノードへの接続を編集できます。左側のパネルには、トラフィックコントロールオブジェクトに接続されているすべてのネットワークノードが表示されます。これらのノードの1つを選択すると、右側のパネルが更新され、新しいトラフィックコントロールリストが表示されます。右側のパネルには、左側で選択したネットワークノードに接続されているすべてのトラフィックコントロールが表示されます。編集しているトラフィックコントロールには、「 -- このトラフィックコントロール」という追加のテキストが表示されます。これは、このトラフィックコントロールが他のトラフィックコントロールの間でどのように位置しているかを示します。右側のパネルのトラフィックコントロールのランキングは、ネットワークの動作に大きな影響を与える可能性があります。