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処理フローインターフェイスの概要

処理フローインターフェイスの概要

概要

このトピックでは、処理フローツールの最も重要な要素の概要と主要な用語および概念の一部を説明します。また、より詳細な情報について、その他の関連トピックへのリンクも示します。

次の画像に、処理フローツールの重要な要素をラベル付きで示します。

処理フロービュー

処理フロービューは、処理フローを作成する際に使用する主要なワークスペースです。メインツールバーの[処理フロー]ボタンをクリックするか、ツールボックスを使用して、新しい処理フローを作成できます。詳細については、「ツールボックスを使用する」を参照してください。

処理フローペイン

新しい処理フローを初めて作成する場合、モデルペインの横に処理フローペインが表示されます。新しい処理フローを作成するたびに、タブ付きの固有のペインとして表示されます。処理フローのタブの表示を並べ替える方法については、「ウィンドウとタブを並べ替える」を参照してください。

トークン

次の画像に示すように、処理フローの最も基本的なコンポーネントがトークンです。

トークンは、シミュレーションの実行時に処理フロー内のアクティビティを流れるオブジェクトです。トークンの機能は、標準的な3Dモデルのフローアイテムと非常によく似ています。フローアイテムと同様に、トークンは1つのアクティビティから次のアクティビティへと移動します。これは、ソースからキュー、プロセッサへと移動するフローアイテムとよく似ています。ただし、フローアイテムとは異なり、トークンは必ずしもビジネスシステムを移動する物理的なオブジェクトを表すわけではありません。トークンではより抽象的なもの、つまりユーザーが表現するあらゆるものを表すことができます。たとえば、顧客の注文、コールセンターへの問合せ、輸送トラックに実際に積載されているパレットの論理的なグループなどを表すことができます。トークンは、標準システムの物理的なオブジェクト(標準的な3Dモデルのフローアイテム)に論理的にリンクされることがよくありますが、リンクしなくても構いません。基本的に、シミュレーションモデルのトークンと物理要素間のリンクの性質の定義はユーザーに任されています。

最も基本的なレベルでは、トークンは処理フローを流れるデータのバンドルです。各トークンには次の基本情報を含めることができます。

  • ID - トークン作成アクティビティのいずれか(ソースアクティビティのいずれか)を使用してトークンを作成すると、参照ポイントとして使用できる一意のID番号が自動的に割り当てられます。ID番号は、FlexSimモデル内のすべての処理フローオブジェクトとインスタンスで一意になります。
  • 名前 - トークンに名前を付けると、処理フローでの目的、機能、場所がわかりやすくなります。トークンに名前を付ける必要はありませんが、処理フローのソースアクティビティのいずれかで作成されたトークンには名前が付けられます。また、Setnameピックリストオプションやsetname()コマンドと一緒に[カスタムコード]アクティビティを使用して、処理フローの後の段階で名前を変更することもできます。
  • ラベル - 複雑で動的な処理フローを作成するために必要です。ラベルは、トークンにカスタム情報を格納します。この情報を使用して、処理フローを進んだトークンがどうなるかに影響を与えることができます。さまざまなアクティビティが、フローチャートのアクティビティを移動する際にトークンのラベルにデータを割り当てます。ラベルの一般的な使用方法については、「ラベルについての主要な概念」を参照してください。

トークンは、シミュレーションモデルの実行中に処理フローでのみ表示されます。シミュレーションの実行中にトークンがどのように機能し、視覚的に表示されるのかについては、「シミュレーションの実行に関する主要な概念」を参照してください。

ライブラリ

処理フロービューがアクティブな場合、ライブラリは処理フローに追加できるすべてのアクティビティと共有アセットを表示するように変わります。処理フローにアクティビティを直接ドラッグすると、アクティビティを追加できます。処理フローにアクティビティを追加するその他の方法については、「アクティビティを追加および接続する」を参照してください。

ライブラリで使用できる各処理フローアクティビティの概要については、「処理フローアクティビティと共有アセットの概要」を参照してください。

アクティビティ

アクティビティは、処理フローの論理的な操作またはステップです。そのため、アクティビティは処理フローの基本的な構成要素です。次の画像に、一般的なアクティビティ(ソース)の例を示します。

アクティビティは、ライブラリから処理フローにドラッグされ、コネクターを使用してリンクされます。トークンはアクティビティに入ると、アクティビティのタイプに関連付けられたロジックを実行します。ロジックには、ラベルの割り当て、フローアイテムの移動、トークンの遅延などを含めることができます。

[ラベルを割り当てる]アクティビティなどの一部のアクティビティでは、トークンはシミュレーションクロックですぐにアクティビティを開始して終了します。モデルの実行中、トークンはアクティビティに表示されません。ただし、シミュレーションコントロールバーの[ステップ]ボタンを使用すると、少しずつトークンが各アクティビティを移動する様子を確認できます。[リソースを取得]などのその他のアクティビティでは、特定の基準が満たされるまで、トークンを遅延してそのアクティビティで待機させることができます。

各処理フローアクティビティの概要については、「処理フローアクティビティと共有アセットの概要」を参照してください。

共有アセット

共有アセットは、トークンが処理フローの特定のポイントで要求またはリリースできる有限のリソースです。アクティビティによく似ていますが、いくつかの微妙な違いがあります。次の画像に示すように、デフォルトでは、共有アセットは他のアクティビティとは色が異なります。

共有アセットは、要求されたアセットが使用できない場合にトークンを待機させることでトークンに制約を課すことができます。この実際の例は、3つの異なるワークステーションで共有されている特定のツールです。別のステーションによってすでに要求されているツールがあるステーションで必要になった場合、そのステーションはツールが利用できるようになるまで待機する必要があります。同様に、次のアクティビティに移動するためにトークンでアセットが必要になった場合、トークンはアセットが利用可能になるまで現在のアクティビティで待機します。

現在、次の3種類の共有アセットがあります。

  • リソース - 取得やリリースが可能な、供給に制限があるアセットを指します。商品、サービス、時間、材料、従業員などの供給をシミュレーションするために使用できます。
  • リスト - トークン、フローアイテム、タスク実行者、タスクシーケンス、数値、文字列などのリストを示します。処理フローは処理フロー自体にローカルなリストを使用できます。または、シミュレーションモデルのグローバルリストに紐付けすることもできます。
  • ゾーン - 標準的なアクティビティでは利用できない統計情報を収集できます。また、特定の統計や他の基準に基づいて、処理フローのセクションへのアクセスを制限することもできます。

コネクター

次の画像に示すように、コネクターは2つのアクティビティ間の接続です。

シミュレーションの実行中、トークンはコネクターを使用して1つのアクティビティから次の下流アクティビティに移動します。いくつかのアクティビティでは複数の発信コネクターを使用できますが、多くの場合は使用できません。詳細については、「アクティビティを追加および接続する」を参照してください。

ブロック(スタックブロック)

次の画像に示すように、このマニュアルでは、スタックブロックブロックという用語を使用して、可動ブロックにまとめてスナップされた一連のアクティビティを説明することがあります。

スタックブロックを使用すると、一連のアクティビティを1つのステップシーケンスとして簡単にリンクできるため、1つのブロックを扱う場合と同じように、リンクされたアクティビティを移動および編集しやすくなります。スタックブロック内でアクティビティがリンクされると、各アクティビティはコネクターで接続されているかのように自動的に接続されます。

トークンがスタックブロックに入るときは、必ず一番上のアクティビティから開始して、下のアクティビティに向かって下りていきます。スタックブロックへの接続は、スタックブロックの接続ポイントの場所に関係なく、一番上のアクティビティに接続されます。スタックブロックからの発信接続は、一番下のアクティビティから接続されます。

クイックプロパティ

クイックプロパティペインに表示される設定を使用して、処理フローやアクティビティの基本的な機能を変更できます。また、クイックプロパティペインを使用して、選択しているトークンの重要な情報を表示することもできます。詳細については、「アクティビティのプロパティを編集する」を参照してください。

表示オブジェクト

上の画像には示されていませんが、表示オブジェクトは、シミュレーションロジックを実際には定義せずに処理フローに関する情報を伝えるプレゼンテーションツールとして使用されます。表示オブジェクトでは、フローチャートオブジェクトのように、ブロックをグループ化してフローチャートの概念を伝えたり、テキスト、画像、矢印を表示したりできます。詳細については、「処理フローのビジュアル」を参照してください。