人をベースにしたモデルのチュートリアル

このチュートリアルタスクでは、FlexSimの人ベースの3Dオブジェクトと処理フローアクティビティの基本について説明します。これらのオブジェクトは、アイテムではなく人を中心としたビジネスシステムをシミュレーションするために設計されています。人ベースのオブジェクトとアクティビティは、食料品店、空港、レストラン、カスタマーサービスセンター、その他顧客がビジネスシステムのさまざまな要素とやり取りするシステムなど、顧客に対応するビジネスのシミュレーションに使用できます。これらのオブジェクトとアクティビティは、直観的で使いやすいように設計され、視覚効果も可能な限り高めています。

このチュートリアルでは、小さな病院の緊急治療室をシミュレーションします。患者が到着し、フロントデスクで受付をして治療を受けます。作業が完了すると、シミュレーションモデルは次の画像のようになります。

対象タスク

このチュートリアルでは、次のタスクについて説明します。

タスク1.1

アクティビティセットを使用する

このチュートリアルタスクでは、人ベースの場所オブジェクトやスタッフオブジェクトを含む3Dモデルを構築します。また、システムのさまざまなオブジェクトとのやり取りで、人のロジックや動作をコントロールする処理フローを構築するよう設定されているアクティビティセットの使用方法についても学習します。

タスク1.2

カスタムロジックを作成する

このチュートリアルタスクでは、救急治療室モデルの患者トラックをさらに構築して、ベースのオブジェクトやアクティビティを使用する追加練習を行います。このチュートリアルタスクでは、ユーザー独自のアクティビティブロックを構築してカスタムロジックを作成する方法を学習します。

タスク1.3

カスタムの場所オブジェクトを追加する

このチュートリアルタスクでは、2人のスタッフメンバーが互いに相談できるミーティング場所を作成して、カスタムの場所オブジェクトを追加する方法について学習します。また、[PatientTrack]処理フローに新しいカスタムオブジェクトを使用する[スタッフの相談]フェーズを追加します。最後に治療フェーズ、患者への説明フェーズ、院外へ出るフェーズを患者トラックの最後に追加します。

タスク1.4

輸送と装置のオブジェクトを追加する

このタスクでは、患者のための3つの異なる治療トラックを構築します。これらの異なる治療トラックでは、輸送や装置の使用方法について説明します。これらは人ベースのモデルにおけるオブジェクトの特殊なクラスです。最後に、患者の到着パターンを変更して、患者がより高い頻度で緊急治療室に到着するようにします。