ステーション
概要と主要な概念
ステーションは、コンベヤシステムに処理ポイントを追加する際に使用できるオブジェクトです。ステーションは、コンベヤシステム外のオブジェクトの代わりに、コンベヤシステムのポイントとして配置される点を除いて、標準的なプロセッサオブジェクトと同じように機能します。
イベント
イベントの詳細については、「イベントリスニング」ページを参照してください。
ステーションには決定点のイベントと次の追加イベントがあります。
処理完了時
[処理完了時]は、ステーションがアイテムの処理を終了した直後に起動します。
状態
統計的な目的で、ステーションは、シミュレーション実行中、さまざまな位置で次のいずれかの状態になります。オブジェクトをクリックし、[クイックプロパティ]の[統計]ペインを表示すると、現在の状態を表示できます。
アイドル
ステーションはアイテムを処理していません。
処理中
ステーションがアイテムを処理しています。
オペレーター待ち
ステーションは、オペレーターがアイテムを処理しに来るのを待っています。
統計
ステーションは次の統計を追跡します。これらはステーションをクリックし、[クイックプロパティ]の[統計]ペインを選択することで表示できます。
コンテンツ
ステーションによって処理されているアイテムの数。これは常に0または1のいずれかになります。
入力
ステーションによって処理が開始されたアイテムの総数。これは[処理条件]が常にアイテムを処理するかどうかによって、ステーションを介して搬送されたアイテムの総数とは異なる場合があります。
出力
ステーションによって処理が終了したアイテムの総数。入力と同様に、ステーションを介して搬送されたアイテムの総数とは異なる場合があります。
滞在時間
アイテムがステーションに到着してから処理が終了するまでの時間。ステーションで実際に処理されるアイテムについてのみ記録されます。
プロパティ
ステーションのプロパティは、クイックプロパティやステーションプロパティウィンドウで編集するか、コンベヤシステムツールを使用して作成されたタイプを通じて編集できます。次のセクションでは、各ツールの使用可能なプロパティについて説明します。
クイックプロパティ
次の画像は、[クイックプロパティ]で使用できるステーションのプロパティを示しています。
次のプロパティがあります。
名前
必要に応じてこちらにカスタム名を入力できます。
ステーションタイプ
このメニューを使用して、このステーションをグローバルタイプに割り当てます。[カスタム]を選択すると、すべてのステーションのプロパティがローカルで定義されます。
X、Y、Zの位置
3Dモデルでの入口の転送の位置を変更します。
コンベヤ上の距離
コンベヤに対するステーションの位置を変更します。
プロパティウィンドウとタイプ
決定点のプロパティウィンドウには、さまざまなプロパティを持つ3つのタブがあります。最後の2つのタブは、すべてのコンベヤオブジェクトに共通の標準タブです。これらのタブのプロパティの詳細については、以下を参照してください。
[ステーションタイプ]タブのみが決定点に固有です。
これらのプロパティについては、「ステーションタイプ」のトピックで説明します。