[ストレージオブジェクト]パネル
[ストレージオブジェクト]パネルは、ストレージオブジェクトの外観、レイアウト、塗りつぶしロジックを定義します。
[ストレージオブジェクト]パネルには、次のプロパティがあります。
寸法を編集
[寸法]ウィンドウを開きます。
ビジュアル化
オブジェクトの[ビジュアル化]では、3Dビューでのストレージオブジェクトの表示方法を定義します。ツールボックスのストレージシステムに事前定義(またはカスタム定義)されたビジュアル化リストから選択します。
スロット割り当て方法
スロット割り当て方法は、フローアイテムがストレージオブジェクトに到着し、スロットを割り当てる必要があるときに評価されます。なお、スロット割り当て方法が評価されるのは、スロットにまだ割り当てられていないフローアイテムがストレージオブジェクトに配置される場合に限ります。Storage.Item.assignedSlotプロパティの設定によってすでにスロットが割り当てられているフローアイテムについては、割り当て済みのスロットが優先するため、スロット割り当て方法は評価されません。
スロットスタッキング順序
[スロットスタッキング順序]では、各スロットにアイテムをスタックする方法を定義します。アイテムをスタックするときの軸を1つ以上定義できます。アイテムは、軸の定義順にスタックされます。設定例を示します。
スロットスタッキング順序 | サンプル |
---|---|
X+ >> Y+ >> Z+ | |
Z+ >> X+ >> Y- |
なお、[スロットスタッキング順序]は、ラックオブジェクトとフロアストレージオブジェクトの場合にのみ表示されます。グラビティフローラック、プッシュバックラック、ドライブインラックについては、ラックタイプの性質からスタッキング順序が決まっているためです。
[寸法]ウィンドウ
[寸法]ウィンドウは、ストレージオブジェクトを構成するスロットの寸法を定義します。ベイ、レベル、スロットのサイズとカウントは、個別に定義することも、オブジェクト全体で定義することもできます。
タブの上部にあるメインペインは、オブジェクトのピックフェースに向かって立ったときに、ベイ、レベル、スロットの寸法がどのように見えるかを示しています。ベイ、レベル、スロットの番号は色分けされています。
メインペインの下にある色分けされた一連のコントロールには、各種の幅、高さ、カウントを定義した入力値が表示されます。
メインペインで特定のセルを選択していない場合、定義した入力値はオブジェクト全体に適用されます。一方、特定のセルを選択した場合、定義した入力値は、可能な場合、選択したセルに適用されます。
特定のセルのセットを選択するには、目標のエリアの上のコーナーでマウスボタンを押し、下のコーナーまでカーソルをドラッグします。囲んだエリアに含まれるセルのセットが選択されます。
[寸法]ウィンドウには、次のプロパティがあります。
ベイ/レベル/スロットの数
ベイ/レベル/スロットの数を定義すると、選択したセルのセットまたはオブジェクト全体のベイ/レベル/スロットの数が変わります。
ベイ幅/レベルの高さ/スロット幅
ベイ、レベル、またはスロットの該当サイズを変更することもできます。そのためには、ウィンドウの一番下にあるそれぞれの入力コントロールを使用します。
格納可能スロット
[格納可能スロット]チェックボックスをオフにして、一連のセルを「格納不可」にすることもできます。ペインでは、格納不可能なスロットの上に赤いX印が表示されます。このスロットにアイテムを割り当てることはできません。Storage.system.findSlot()メソッドによるスロット検索の際、このスロットはデフォルトで除外されます。
スロットパディング
右側の[スロットパディング]ボタンを押すと、スロットのパディングを定義するコントロールのペインが展開されます。スロットのパディングでは、スロットの端面付近のスペースのうち、アイテムの格納に使用しない部分を定義します。スロットの6面のそれぞれにパディングの量を個別に定義できます。