セパレータ
概要と主要な概念
セパレータは、フローアイテムを複数のパートに分割するために使用されます。これは、コンバイナによってパックされたフローアイテムをアンパックするか、元のフローアイテムのコピーを複数作成することによって行えます。分割やアンパックは、処理時間の完了後に行われます。セパレータは、設定時間、処理時間、修理時間中にオペレーターをリクエストするように設定できます。
コンバイナはプロセッサのサブクラスであり、固定リソースです。1つのフローアイテムを受け取り、そのフローアイテムの設定時間と処理時間を実行します。セパレータがアンパックモードの場合、設定時間と処理時間が終了すると、セパレータはアンパック数量をフローアイテムから自身に移動します。次に、アンパックされたすべてのフローアイテムをリリースします。アンパックされたすべてのフローアイテムがセパレータを離れると、コンテナフローアイテムをリリースします。セパレータが分割モードの場合、設定時間と処理時間が終了すると、セパレータはフローアイテムを複製します。そのため、結果として得られるフローアイテムの合計が分割数量になります。次に、すべてのフローアイテムをリリースします。セパレータはアンパックモードと分割モードの両方で、すべてのフローアイテムがセパレータを離れると、すぐに次のフローアイテムを受け取ります。
分割/アンパック数量
この数量の値は、アンパックモードと分割モードで微妙に異なります。アンパックモードでは、セパレータはこの数量で指定された正確な数のフローアイテムをアンパックします。つまり、結果として得られるフローアイテムの合計はアンパック量よりも1つ多くなります(アンパック数量+コンテナフローアイテム)。しかし、分割モードの場合、セパレータはフローアイテムを分割数量 - 1回複製します。すなわち、結果として得られるフローアイテムの合計は分割数量とちょうど同じになります。
アンパック順序
セパレータがアンパックモードの場合、後ろから前にコンテナフローアイテムをアンパックします。つまり、コンテナ内の最後のアイテムを最初に出し、次は最後から2番目のアイテムといった順序になります。フローアイテムを特定の順序でアンパックする場合は、エントリトリガーにランクを設定します。
イベント
イベントの詳細については、「イベントリスニング」ページを参照してください。
セパレータは、プロセッサと同じすべてのイベントを使用します。これらのイベントの説明については、「プロセッサ - イベント」を参照してください。
セパレータには次の追加イベントがあります。
Split Unpack Quantity
このイベントは、On Process Finishイベントが起動した後に起動します。フローアイテムをアンパックまたは分割する方法を決定します。
次のパラメータがあります。
イベントパラメータ | タイプ | 説明 |
---|---|---|
Item | オブジェクト | 分割またはアンパックされるフローアイテム |
[分割/アンパック]フィールドは、コンテナアイテムからアンパックするアイテムの数または分割するアイテムの数を返します。
状態
セパレータは、プロセッサと同じすべての状態を使用します。これらの状態の説明については、「プロセッサ - 状態」を参照してください。
統計
セパレータはすべての固定リソースに共通の標準統計を使用します。これらの統計情報については、「固定リソース - 統計」を参照してください。
プロパティパネル
セパレータオブジェクトでは、次のプロパティパネルを使用します。
プロパティ
セパレータオブジェクトは、すべての固定リソースと、いくつかのプロパティを共有します。
セパレータオブジェクトは、さらに次のプロパティを使用します。
プロパティ | タイプ |
---|---|
SeparateMode | オプション |
SeparateQty | 数字 |