システム要件
概要
FlexSimのシステム要件は次の2つの階層に分かれています。
- 最小:最新のWindows PCの多くは、FlexSimの最小要件を満たしています。このソフトウェアを試すには最小要件を満たせば十分ですが、通常の場合、一般的なシミュレーションモデリングのシナリオには、最小要件では不十分です。
- 推奨:FlexSimを通常目的で使用する場合、コンピュータシステムは推奨仕様以上である必要があります。
シミュレーションモデルの構築時と実行時で最も大きく異なるハードウェアコンポーネントの詳細については、FlexSimアンサーの記事「推奨システム要件」を確認してください。
最小システム要件
過去数年以内に製造されたデスクトップコンピュータとラップトップコンピュータの多くは、FlexSimの最小要件を満たしています。この最小要件を満たしているシステムでは次のことが可能になります。
- FlexSimの評価
- チュートリアルの実行
- 基本的なシミュレーションモデルの構築と実行
オペレーティングシステム |
現在のMicrosoft延長サポートの対象であるWindowsの64ビットエディション1
FlexSimは、Windowsパーソナルコンピュータシステムでテストが行われ、同システムを対象に設計が行われています2。 |
CPU |
最新のx64 IntelまたはAMDプロセッサ パフォーマンス、互換性、およびベンダーサポート(ドライバーの更新など)の最小要件を満たすため、過去5年以内に製造された、次のようなCPUをお勧めします。 ARMプロセッサには対応していません。 |
RAM | 16 GB以上のRAM |
グラフィックス |
OpenGL 3.1以降をサポートしているGPU パフォーマンス、互換性、およびベンダーサポート(ドライバーの更新など)の最小要件を満たすため、過去5年以内に製造された、次のようなGPUをお勧めします。
FlexSimが正しく動作するためには、グラフィックスドライバーを更新しなければならない場合があります。 FlexSimのグラフィックス機能とパフォーマンスの向上に関するその他の提案については、FlexSimアンサーの記事「グラフィックスの互換性 - 一般的な問題点と解決策」を参照してください。 |
ディスクスペース |
3 GBの空き
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その他のソフトウェア |
推奨仕様
シミュレーションを独自に構築して実行するには、次の仕様以上のコンポーネントを備えた最新のハイエンドPCを使用することをお勧めします。
オペレーティングシステム | 最新バージョンのMicrosoft Windows 11。 |
CPU |
次のような、PassMark - CPU Mark multi-threadベンチマークで34,000以上かつsingle-threadベンチマークで4000以上のスコアのCPU |
RAM | 32 GB以上のRAM |
グラフィックス |
次のような、PassMark - G3D Markベンチマークで22,000以上のスコアのGPU |
メモ
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オペレーティングシステムがMicrosoftによる拡張サポートの終了に達すると、FlexSimはそのOSを積極的にサポートしなくなります。ARM上のWindowsには対応していません。
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FlexSimソフトウェアは、Windowsパーソナルコンピュータシステムを対象に設計され、同システム上でテストが行われています。リモート接続のシステム、シンクライアント、仮想オペレーティングシステム、仮想化GPU、その他の非PC環境はテスト対象ではなく、直接サポートされていません。FlexSimソフトウェアには、互換性のある3Dハードウェアとドライバーサポートが必要ですが、こうした環境ではこれらが欠落している可能性があるためです。
一部の非PC環境はFlexSimソフトウェアを正常に実行できる可能性があり、お客様の互換性ニーズとパフォーマンスニーズを満たしているかもしれません。しかしFlexSimは、こうした環境の適切さを一切保証しません。FlexSimソフトウェアを非PC環境で使用することを選択する場合、十分にテストを行ってください。また、FlexSimはお客様独自の環境に関して一般的なシステムサポートを超えるサポートを提供できないため、その旨ご了承ください。
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FlexSimソフトウェアは、Microsoftの最新の.NET Frameworkから提供される機能を使用しています。互換性のある.NET Frameworkがすでにほとんどのコンピュータにインストールされていますが、必要に応じて、Microsoftから直接ダウンロードすることができます。